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「多世代交流ひろば #木育ツアー」inイオンモール広島祇園店を開催しました。

 

令和2年2月9日(日)イオンモール広島祇園1階スマイルコートにて、

多世代交流ひろば #木育ツアー inイオンモール広島祇園を開催しました。

 

<実施内容 >

・積み木「WOODDADDYシリーズ」で創造的に遊ぶコーナー
・木製ジャングルジムや桧のレモン型ボールプールで体を使って遊ぶコーナー
・木製ままごとキッチンセットコーナー
・様々な木のおもちゃに触れて遊ぶコーナー
・森林サイクルなど啓発パネル展示
・ひろしまの森づくり事業・ひろしまの森づくり県民税PR
・ひろしまの森づくりキャラクター「モーリー」と触れ合いタイム
・木のおもちゃの販売

 

主催 :一般社団法人パパフレンド協会
後援 :広島県、広島市

 

<実施実積>
啓発効果  18,000人 ※ブース・掲示物観覧者含む
体験者数 3,000人

 

<総括・所感>
総括・所感 休日に子育て世代が集まる商業施設において、主に乳幼児から小学生と保護者を対象に、広島県産木材のおもちゃを通して木と触れあうイベント「#木育ツアー」を、ひろしまの森づくり事業として開催。木育活動として木を使った遊びから木材に対する興味関心を持たせ、森林資源の利用促進、県産材の消費拡大につなげる働きかけを行った。
イベントは1日を通して参加者が途切れることなく、会場内は常に満員の状態が続いた。様々な種類の木のおもちゃを用意することで、乳幼児から小学生まで幅広い年齢の子ども達が手に取り遊んでいた。運営面では、当協会が育成する木育コンシェルジュを配置することで、森林環境問題や乳幼児期の発達等を理解したスタッフが連携しながら見守りを行えており、特に人気が高かった積み木のコーナーでは、子ども達が創造的に遊び様々な構造物を作っていた。
普段、木に触れる機会が少ないことから参加した保護者からは次回以降の継続的な開催の要望が多く上がっており、#木育ツアーの満足度は95%以上であった。日頃遊んでいる玩具とは違う反応を示す子どもの姿に、木の良さを改めて感じる機会になっていたと思われる。また、保護者においては父親の参加がとても多く見られ、男性の育児参画のきっかけとして期待が出来るように感じた。子育て世代の生活圏内で開催したこともあり、イベントの開催を知らなかった来店者にも賑わいが目にとまり、ひろしまの森づくり事業やモーリーのPRに繋がっていた。

 

 

■各コンテンツの詳細について

<<積み木「WOODDADDYシリーズ」で創造的に遊ぶコーナー>>

 

 

 

・アンケートから積み木遊びが楽しかったという声が一番多く、「落ち着きのない子なのに積み木でこんなに集中することに驚いた」という声などがあった。

・積み木で遊ぶコーナーは、広島県産材で作った桧の床材を敷きつめ、足裏や座った時の感覚から木材のぬくもりを感じてもらうよう仕掛けた。ショッピングセンターにおいて木材の床はとても目立っており、2・3階フロアからも注目されていた。見た目の雰囲気が温かく、木材に対する良い印象を残すことが出来ていた。

・積み木は年齢に合わせた3種類のサイズを用意することで、乳幼児から小学生まで創造的に遊べており、集中して様々な構造物を作っていた。滞在時間が長いことからスペースがなく遊べない方がいた課題点が残る。

・通行人からも分かりやすいよう、木製ボードを制作し床材が広島県産材であることのPRを行った。

・子どもだけではなく、特に父親(男性)が集中して遊んでいる姿が多く見受けられ、父子のコミュニケーションツールとなっていた。

 

 

 

<<木製ジャングルジムや桧のレモン型ボールプールで体を使って遊ぶコーナー>>

 

・乳児から全身を使い楽しみたい幼児まで、多年齢が遊べるようジャングルジムやボールプールを設置した。レモンプールはただ入るだけではなく、スロープを付けることで小さい子どもでも転がして遊べるよう工夫。ジャングルジムと滑り台はアンケートでも関心の高い結果が出ており、鉄製のジャングルジムでは味わえない木の優しさを感じていた。

 

 

 

<<木製ままごとキッチンセットコーナー>>

 

 

・女の子が遊んでいる姿が多く見られ、父親が相手をしている姿が印象的だった。アンケートではままごとキッチンの遊び場が2番人気という結果が出た。キッチン部分が混みあっていたことから、次回開催では複数台のキッチンを用意できると、さらに多くの子ども達がごっこ遊びを楽しめると感じた。キッチン系はプラスチック製のものが多いため、親子共に特別感を感じられていたように思う。

 

 

 

<<様々な木のおもちゃに触れて遊ぶコーナー>>

 

 

・子どもが関心を持ち遊びに入りやすいよう、見通しの良いエスカレータ―横にコーナーを作った。各テーブルの幅を広めにとり家族が揃って気軽に木製品を手に取れるよう配置をした。木琴やビー玉転がしなど音が出るおもちゃを置くことで、優しい音色に反応して遊びに来る子どももいた。繰り返し遊びが好きな幼児期向けにスロープなどを用意するほか、パズルなど知恵遊び系のおもちゃも置くことで小学生まで幅広い年齢層の子ども達が遊んでいた。

 

 

 

<<森林サイクルなど啓発パネル展示>>

 

 

・啓発や学習に繋げるため、パネル展示を実施。木材に関心を持ってもらうため、14種類の木から作った積み木を用意し重さ比べやスコープで材質を調べるブースを設置した。人が多くなってからはパネル前の観覧スペースにベビーカーを置かれていたため、次回開催に向けて森林環境問題の現状を伝える手段を検討する必要があると感じた。木と触れあう機会が少なく、今回のイベントで木に関心を持ってくれた家族が多い中で、アンケート結果として木を伐ることは「自然破壊」「環境に悪い」「森が無くなる」というイメージを持たれている人も多いため、人工林の森林サイクルや木を使う必要性を遊びを通して伝えていく工夫が必要である。

 

 

 

<<ひろしまの森づくり事業及びモーリーのPR>>

 

 

 

・商業施設の催事場で開催するにあたり、テーブルクロスやバナーに「ひろしまの森づくり事業」を掲げ、多くの来店者に事業の周知を行った。遠くからでも目立つ位置にテーブルクロスを、別方向から来られた人の目に留まる位置にバナーを設置するなど、無関心層に対して、事業を知ってもらうきっかけを提供した。

・ひろしまの森づくりキャラクターモーリーの周知により、事業を知る機会にするため、モーリーの着ぐるみを登場させ、子どもと触れ合う時間を2回(各30分程度)つくり、PRに繋げた。子ども達がモーリーの登場にとても喜んでおり、写真撮影には順番待ちが出来ていた。

・写真を撮りたくなる雰囲気を作るため、「モーリーパネル」「#木育ツアーパネル」「SNSパネル」などを用意し、イベント後の家族の振り返りの話題作りや拡散を狙って行った。また事後報告を通した事業の広報活動の観点から、モーリー登場時には、イベント写真撮影を行う旨、SNSやホームページ等の活動報告、今後の宣材写真としての利用を常に呼びかけ、次回の事業広報時に活かせるよう働きかけた。