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2023/1/14(土)「多世代交流ひろば #木育ツアー」をフジグラン東広島にて開催しました

2023年1月14日にフジグラン東広島店の催事場にて
「多世代交流ひろば#木育ツアー」を開催しました。

 

 

当日は1,100名の親子にご参加頂き、
1日を通して賑わいのある木育イベントとなった。

 

【イベント内容】
・木育クイズラリー
・AR 用パネル写真の展示
・VR ゴーグルを使った林業見学
・木のおもちゃ等遊びスペース
・ありがとうマルシェ
(地域の子育て世代を対象とした体験型ワークショップ及び物販)
・もくいく BOOK の配布
・ひろしまの森づくり事業についての普及啓発

 

主催:一般社団法人パパフレンド協会
協賛:フジグラン東広島
協力:自然でトトノウ会
後援:広島県、東広島市

 

 

■総括・所感

 

これまで東広島市で実施してきた木育イベントは、
道の駅の多目的ホールや福祉センター等が多かった。
今回はフジグラン東広島店協賛のもと、初めて東広島市内の商業施設において
木育ツアーを開催し、多くの市民に木と親しむ場を提供すると共に、
「ひろしまの森づくり事業」の周知に繋げることができた。

家族 3 世代で来場される方も多く、通りすがりの方がスタッフに気さくに
話しかけられる場面もあり、人と人の繋がりが深い地域であると感じた。
アンケート結果においても、チラシを見て来られた来場者が最も多かったため、
定期的にイベントを実施することで「木育」が定着しやすい地域であると思う。
チラシに次いで通りすがりの参加者も多いことから、子育て世代が週末に集まり
やすい商業施設での開催は、木材利用の機運を高める機会として有効である。
今回は消毒液の設置など感染対策を行いながら、入場口等の囲いを設けず実施。
木のおもちゃの遊び場は乳幼児を中心に絶えず賑わっていた。

 

 

また、VR コーナーがこれまで開催してきたイベントの中で特に人気があり、
53 組 84 名の子ども達とその保護者が林業 VR 映像を楽しんだ。
ありがとうマルシェを同時に行ったことから、イベント滞在時間も長く、
多くの子育て世代に木育イベントを意識づけることが出来た。

 

 

■様々な木のおもちゃに触れて遊ぶコーナー


今回のイベント会場は、全体で200平米ほどありとても広かったことから、
ヒノキの床材のスペースを大きくとることが出来た。
まずは木に触れてもらいたいためイベント会場の最前面にヒノキの床を設置し、
気軽に遊びに立ち寄れる雰囲気で会場レイアウトを行った。

 

 

 

ままごと遊びやレモンプール等の人気も高く、
子どもが遊んでいる様子を多くの保護者がスマートフォンで撮影している姿が
見受けられ、普段遊ぶ機会の少ない木のおもちゃ遊びは、
家族の記憶に残りやすいアイテムとなっていた。

 

年の離れた兄弟連れの家族で来られている場合においても、
上の子が VR コーナーやマルシェのワークショップなどを体験している間に、
下の子を木のおもちゃで遊ばせるなど会場全体を通して、
家族で過ごしやすい雰囲気になっていた。

 

 

ままごと遊びの他、レモンプール等の人気も高く、子どもが遊んでいる様子を多くの保護者がスマートフォンで撮影している姿が見受けられた。

 

今後の展開として、イベント会場ではスタッフが参加者個々に対して
ゆっくり木のおもちゃの良さなどを伝える時間を作れないため、
子育て支援の広場などと連携し、
乳幼児期の保護者やプレパパママなどに対して、
年齢・発達に合わせた子どもの遊びなどを伝える場も設けていきたい。

 

 

■木育AR博物館

 

会場に設置しているような木のおもちゃが出来るまでの工程について、
パネルと AR 技術を使い子ども達に分かりやすく伝えた。

 

 

木育クイズではモーリーや高性能林業機械の名称、
身近な木の実について出題することで、子ども達が楽しみながら
林業やひろしまの森づくり事業を意識するきっかけを提供した。

 

 

 

■VR林業体験

 

これまでの木育ツアーの中で、今回は一番 VR 体験の人気が高かった。
84 名の子ども達とその保護者が VR を通して林業の見学を行った。

 

 

新たに撮影した VR 映像も今回のイベントから提供し、
待ち時間の無いタイミングでは、一人の子どもが
全部の映像を体験している場面も見受けられた。

 

 

疑似体験による林業見学は子どもに関心を与える機会であると
改めて感じた。また、VR 等のガジェットは男性の関心も高く、
子どもと一緒にお父さんの体験も多く、親子で林業作業について話をする
きっかけを提供できた。

 

 

■林業なりきりコーナー


子で林業に関心を持つきっかけ作りとして、
今回も林業作業着コスプレコーナーを設置。
多くの子ども達が試着し保護者が撮影を行っていた。
令和 4 年度からヘルメットを 1 個追加したことで、
多くの兄弟がお揃いで写真を撮ることが出来ていた。

 

 

 

 

■木工工作コーナー

 

 

 

■ありがとうマルシェ

 

木育ツアーは乳幼児から小学生など子育て世代対象のイベントであることから、
ワークショップを中心としたマルシェと親和性が高い。

 

 

東広島市の方を中心に14組の出店者さんにワークショップなどを実施。

 

 

 

多くの来場者に楽しんで頂くと共に、各マルシェ出店者さんに SNS を通して
「#ひろしまの森づくり事業」等のワードを投稿してもらうことで、
木育イベントの広報と同時に、ひろしまの森づくり県民税等の認知にも繋げた。
フジグラン東広島は週末の来店者が多く、それぞれのブースは常に賑わっていた。

 

■学生との連携について

 

木材をツールに多世代が交流できる場を提供していきたいと開催している
木育ツアー。特に東広島市は、学生が多いため地域に関心を持ち、
子育て世代と交流するきっかけを目的として多くの学生に参画してもらった。

 

 

学生たちはそれぞれ自分が出来ることを探し、主体的に動いてくれており、
子ども達とも楽しそうに交流していたことが印象的だった。