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2022/11/13(土)「多世代交流ひろば #木育ツアー」をイオンモール広島府中にて開催しました
2022年11月13日
イオンモール広島府中 1階ムーンギャラリーにて、
「多世代交流ひろば #木育ツアー in イオンモール広島府中」
を開催いたしました。
イベント当日は多くのご家族に楽しんでいただくことができました。
ありがとうございました。
《内容》
・木育クイズラリー(クイズに答えながら VR 映像も楽しむ)
・AR 用パネル写真の展示、VR ゴーグルを使った林業見学
・木のおもちゃ等遊びスペース
・木のスプーンワークショップ
・ひろしまの森づくり事業についての周知・普及啓発、木育冊子の配布
《実施実積》
啓発効果:25,672 人 ※イベント・掲示物観覧者含む
来場者数:826人
主催:一般社団法人パパフレンド協会
協力:イオンモール広島府中
後援:広島県
その他:令和4年度ひろしまの森づくり事業(特認事業)として実施
■総括・所感
広島県内最大級の商業施設「イオンモール広島府中」において#木育ツアーを実施した。
週末 で来店者も多いところに、悪天候も重なり店内は多くの家族連れで賑わい、
木育イベント参加者 だけではなく、通行人に対しても
「ひろしまの森づくり事業」の周知に繋げることが出来ていた。
特に木のおもちゃスペースが絶えず賑わっていた。
AR・VR 映像やパズルなど成長に合わせたコンテンツを展開することで、
年齢の離れた兄弟で来られた場合もそれぞれしっかり楽しんでいた。
50平米のスペースでいつもより会場が小さめであったが
800名以上の参加があり、常に満員の状態だった。
檜の床材を敷いたスペースは滞在時間も長いため、
次回はもう少し広いスペー スにて実施したいと感じた。
今回は受付・検温は設けず、誰でもどこからでも入れるレイアウトにて実施。
サーキュレーターによる空気の循環や
スタッフによるおもちゃ等の消毒を徹底した。
■木育AR博物館:ARパネル展示・木育クイズラリー
今回の木育ツアーでは、新型コロナウイルス感染症が少し落ち着いた時期に
実施できたことからヒノキの床材や木のおもちゃを多めに設置することが出来た。
木のおもちゃに目がとまった子ども達が、AR やクイズラリーを
興味深く挑戦してくれていた。
AR 映像は、すぐに見終わる子もいれば、関心を持ちしっかりすべての
映像をみている子どももおり、林業やモノ作りに関心を持つきっかけを
提供できていた。
iPadを多めに用意できたことから、3人兄弟など、それぞれ見たいものを
見ることが出来ており、楽しみながら学習する啓発に繋がっていた。
■VR 林業体験
VRの映像は子ども達の関心が高く、一人ひとりの子ども達が
たくさんの映像を見たいと視聴していた。43名の親子がVRを体験し、
会場レイアウトから通行人にもインパクトを与えていた。
イベント日は雨天であったが、デジタル技術による林業の見学は、
天候に左右されることなく身近な施設で体験できるため、
林業を伝えるツールとしてとても優秀であると改めて感じた。
■様々な木のおもちゃに触れて遊ぶコーナー
木のおもちゃの遊び場は耐えず子ども達が遊んでいた。
新型コロナウイルス感染症拡大期(第8波)に入り始める雰囲気があることから、
木のおもちゃを出すか迷った面もあったが、
アンケート結果からこのような遊び場が求められており、
このご時世だからこそ必要な場でもあると感じた。
おもちゃ遊び場のスタッフを増やし定期的な消毒作業など
感染対策を行いながら展開。
ワークショップが定員に達し終了してからは床材のエリアを広げ、
多くの子ども達が遊べるようにスペースを作った。
テーブルのおもちゃは靴を脱がずに遊べるため大きい子が気軽に遊び、
床材のエリアは赤ちゃんも楽しんでいた。
特にままごと遊びやレモンボールプールの人気が高かった。
■木育わくわく教室(木のスプーンづくり)
先着30組(1家族1本まで無料)に対して木のワークショップを実施し、
午前中の早い時間帯で定員に達した。整理券を発行することで、
待ち時間はARや木のおもちゃなどで遊んで待ってもらった。
イオンモール広島府中様のイオンモールアプリを通して参加券を
発行してもらったため受付が行いやすかった。
また、イオンモールアプリをダウンロードしていないお客様に対して、
アプリダウンロードを促すことにも繋がったため、
今後も協力して開催していきたい。
【林業なりきりコーナー】
林業作業着コスプレコーナーを設置。
特に今回は女の子の着用が多いように感じた。
本イベントからヘルメットを1つ増やし2セットを準備することで、
兄弟で一緒に撮影が出来ており、多くの保護者がスマートフォンで
撮影を行なっていた。
作業着の衣装を通して林業を意識づける機会に繋がっていると感じた。
【アンケートから(回収89枚)】
アンケートにて、ひろしまの森づくり県民税の認知度を確認したところ、
82%が「知らない」と回答した。来場者年齢層は、30代が一番多く50%、
40代26%となっており、第3期ひろしまの森づくり事業において、
県民税の認知度が低かった30代を中心とした子育て世代に、
啓発事業としてアプローチが出来ていた。
来場されたきっかけでは、「通りすがり」が7割を超えており、
木育や森林保全等を意識したことがない無関心層が木材の価値を
知るきっかけとして、商業施設での開催はとても有効な手段であると感じた。
木のおもちゃで遊ぶこと、木材利用の印象として、安心感や肌触りの良さ、
温かみを感じており、定期的な開催を期待する声から、
継続的な実施が有効であると感じた。
木を伐ることに対するイメージとして、
定期的な手入れの必要性を理解している方も多く居られたため、
ひろしまの森づくり県民税の認知度や、ひろしまの森づくり事業の実施内容等を
県民に広く伝えることが重要であると感じた。
また、木を伐ることが自然破壊等の悪いイメージを持たれている人も
いることから、定期的な木育イベントを通して、
木を伐り使う必要性を伝えていくことも必要である。
イベント会場において、森林保全や地球温暖化防止等を伝えることが
出来るスタッフ(木育コンシェルジュ)の育成に力を入れていきたい。